アンク犬猫病院です。

今回は、呼吸器外科の話②です。

実際の手術写真で解説します。

短頭種のガーガー呼吸やイビキの代表的な原因は大きく分けて2つです。

①外鼻孔狭窄(鼻の穴が狭い)
②軟口蓋過長(のどちんこが長く下に垂れ下がって気道を塞ぐ)

この2つを解消するのが手術の目的です。

①外鼻孔を広げる(鼻の穴を広げます)

※手術前
鼻の穴がかなり狭いです。
息をするたび鼻音がブーブー鳴ります。

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※術部拡大(手術前)
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※術部拡大(手術直後)
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※手術4か月後
完全にイビキは消え、すごく調子が良いそうです(^-^)
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②軟口蓋過長切除(のどちんこを切除して呼吸しやすくします。)

※手術前(口の中の写真)
のどちんこ(軟口蓋下垂)が気道を塞ぎ、呼吸し辛そうです。


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※のどちんこ(軟口蓋下垂)拡大
この垂れ下がったビロビロが呼吸をし辛くしている原因です!!


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※のどちんこ(軟口蓋下垂)切除直後

垂れ下がったビロビロを全部切除し、縫合しました。
呼吸するスペースが明らかに広がったことが分かります。
手術直後から、呼吸はスースー静かです。(^^)/

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この手術も成功率を上げるには飼い主様のご協力が必要な点がいくつかあります(^-^)
まずはご相談くださいね(^^)/




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アンク犬猫病院
〒780-0982 高知市東久万83番地
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